乱視のレーシック手術
21世紀の現代においてレーシックと言えば、近視治療の方法の一つとして多くの人に認識され、かつ受け入れられるものとなってきています。しかし近視だけではなく、実は遠視や乱視もレーシックを行う事によって矯正を加えることが可能なことをご存知でしょうか。 とりわけ、眼鏡やコンタクトレンズで矯正する事が困難なほどの強い乱視を持っている場合は、確実に治せる可能性のあるレーシックを思い切って選択しても良い時代になりました。合わせて近視手術も行えるので一石二鳥です。
ただ、レーシックに限った事ではありませんが、該当するすべての人に適用出来る手術という訳では勿論なく、まず最寄りの眼科医に「レーシックで乱視を治したいのだが受けて良いかどうか」を確認しなくてはなりません。もし適応しない場合でも、イントラレーシックなど他の方法を採れる事も少なくないので、そちらを検討する事もできます。
そんな不安だらけのレーシックですが、果たして本当に乱視は治るのかと問われれば、間違いなく答えはイエスです。
近視を患う日本人は非常に多く、レーシックに関しても近視手術の一つとして取り上げられがちですが、そもそもレーザーを使用して角膜の屈折率を変え、視力を矯正する手術をレーシックと呼ぶのですから、近視と同じく屈折異常の一種である遠視や乱視も治せるのは全く当然の事なのです。
近年、レーシックの臨床例や成功率は増えており、またその安全性も明らかになりつつあり、以前と比べるとぐんと敷居が低くなったので実に気軽に受けられる様になってきました。しかしながら、前述したようにすべての人に適用出来るという訳ではありません。 まず眼科医の処方を受けること。これがレーシックの初歩の初歩です。
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乱視と近視
レーシックによる乱視手術を受ける前に、なぜ乱視になってしまうのかをまず知っておきましょう。
乱視とは、近視や遠視と並ぶ屈折異常疾患の一つです。具体的には、外界の光が眼球に飛び込む際、その奥にある網膜の手前で焦点が結ばれてしまう為、視界に映るあらゆるモノの輪郭がぼやけて見えてしまう状態の事を言います。
未だ原因ははっきりとは分っていませんが、現在考えられている主な原因として、一つには成長に伴った屈折状態の変化、二つには遺伝もしくは環境によるものが挙げられています。
ここでは、それぞれの原因のうち「成長による屈折状態の変化」と「遺伝」について説明していきます。
「成長にともなう屈折状態の変化」
通常、人間の眼球は出生から20歳頃迄は常に成長し続けるのですが、その誰もが、屈折の角度がどういうわけか近視の方に向かっているのです。つまり人間誰もが近視になる要素を生まれながらにして抱えているという先天的事情があるのですが、にもかかわらず後年、眼鏡が必要な人とそうでない人に分かれてくるのはナゼなのでしょうか?
ここでカギとなるのは、遠視の存在です。
遠視の状態というのも、子供の頃なら誰しもがこれまた持っています。この子供の頃に予め適度な強さの遠視があれば、成長につれて近視が進行する事により帳尻が合ってきます。つまり屈折の正常な状態とは、この近視と遠視のバランスが取れた状態と言えるでしょう。
しかしこの遠視の程度が弱い場合、成長に伴う近視の進行によって正視を通りこしてしまうので近視となり、眼鏡やコンタクトレンズなどによる矯正の必要に迫られることとなるのです。
「遺伝」
この近視において、前の世代から遺伝する確率は九割近くと言われており、最近の医学では原因となる遺伝子の特定に成功してはいます。
しかし必ずしも遺伝的な要因だけとは限りません。屈折を司る水晶体や角膜などの、近視の直接要因と思われる症状には、環境による後天的な影響も関係しているとも考えられています。この分野については今でも研究が続けられており、今後その成果によっては近視の後天要因だけでも排除・解決する事が出来ると期待されています。